OXFORD UNIVERSITY PRESS

Oxford World's Classics

Oxford World's Classics

Oxford World’s Classics (OWC)は、誰もが知る有名な物語から一般読者にはなじみの薄い隠れた名作まで、古典や文芸作品の数々を100年以上に渡り提供し続けているオックスフォード大学出版局を代表する叢書です。

現在メソポタミア神話から20世紀小説の名著まで、約770タイトルを刊行しており、各作品に相応しい専門家を校訂者に迎え、原典に解題、注釈、年代記、関係書目を付して紹介しています。必要に応じ、地図や用語集、索引、図版等の付録をつけているほか、読者に最新の研究動向を踏まえた作品理解を促すべく、定期的な新刊の追加や、既刊タイトルの改版を行っています。

OWC 取扱タイトル一覧

Introducing Oxford World's Classics, bringing readers closer to the world's greatest literature.



OWC News(2017年1月7日更新)

『トリストラム・シャンディ』の最終巻刊行から250年

1759年から1767年にかけ、5回に分けて出版された英国の小説家で牧師のローレンス・スターン(1713-1768年)による未完の長編小説『トリストラム・シャンディの生涯と意見』の最終巻(第9巻)が出版されたのは今から250年前の1767年1月です。

『トリストラム・シャンディ』は、小説として成立させる形式を一切無視したような荒唐無稽で奇抜な構成、「下品」に分類されるウィットなどで知られるものとしては、比較的初期の作品であり、この作品に登場する黒く塗りつぶされただけ、あるいは全面墨流し模様のページは、英国文学史でも最も知られる「余白」ページと言えるでしょう。出版当時に大変なセンセーションを巻き起こした『トリストラム・シャンディ』の影響は、ディケンズやジョイス、サルマン・ラシュディ、現代ポストモダン文学を代表するトマス・ピンチョンなど、その後250年の文学作品にも見て取ることができ、今も愛され続けている18世紀文学のひとつであると言えるでしょう。日本には1897年に夏目漱石が初めて紹介し、『吾輩は猫である』に影響を与えたとされており、朱牟田夏雄による全訳(1966年の読売文学賞(研究・翻訳賞)を受賞)があります。

『A Sentimental Journey』(邦題『(センチメンタル・ジャーニー』)ほか、Oxford World’s Classicsからご提供しているその他のスターン作品についてはこちらをご覧ください。


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Bestsellers---2016年1月1日から6月30日までの日本国内販売実績に基いています。

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