OXFORD UNIVERSITY PRESS

Oxford World's Classics

Oxford World's Classics

Oxford World's Classics (OWC)は、誰もが知る有名な物語から一般読者にはなじみの薄い隠れた名作まで、古典や文芸作品の数々を100年以上に渡り提供し続けているオックスフォード大学出版局を代表する叢書です。

現在メソポタミア神話から20世紀小説の名著まで、約770タイトルを刊行しており、各作品に相応しい専門家を校訂者に迎え、原典に解題、注釈、年代記、関係書目を付して紹介しています。必要に応じ、地図や用語集、索引、図版等の付録をつけているほか、読者に最新の研究動向を踏まえた作品理解を促すべく、定期的な新刊の追加や、既刊タイトルの改版を行っています。

OWC 取扱タイトル一覧

Introducing Oxford World's Classics, bringing readers closer to the world's greatest literature.



OWC News

オースティン未完の作 『サンディトン』

作者のジェーン・オースティンは、絶筆となった『サンディトン(Sanditon)』を書き終えることができませんでした。これまで多くの人がこの作品を完成させようと試みてきましたが、疑問の多いこの物語の書き出しに、どのような続きを組み立てれば良いのでしょうか。最近Oxford World’s Classics から刊行した『サンディトン(Sanditon)』のほか、オースティンが十代にしたためた習作を収録した『Teenage Writings』や甥のオースティン・リーによる回想録『A Memoir of Jane Austen and Other Family Recollections』の校訂にあたったキャサリン・サザーランド(オックスフォード大学 セント・アンズ・カレッジ書誌学・本文批評教授)はこのように述べています。

未刊の作品に取り組むのというのは厄介な作業で、大きな負担が伴います。なぜ作品は完結しなかったのか。また物語はどう展開し得ただろうか。こうした疑問に答えを出そうとするなら、作品と直接関係のない作家研究に足を踏み入れねばなりません。『サンディトン(Sanditon)』の場合、作者のジェーン・オースティンが執筆を開始して間もなく死去しており、やはり未完で遺された『The Watsons』や『Kitty, or the Bower』とは異なり、完成しなかった理由は明白です。しかし、この作品にオースティンがどのような構想を持っていたのかは推論することしかできません。(続きはOUP Blogをご覧ください。)

この作品の背景をもう少し詳しく知りたい向きは、サザーランド教授の英・『ガーディアン』紙への寄稿も併せてお読みになると良いでしょう。また、『サンディトン(Sanditon)』は現在、アンドリュー・デイヴィス脚色、ローズ・ウィリアムズ(シャーロット・ヘイウッド)、テオ・ジェイムズ(シドニー・パーカー)主演でテレビドラマ化されたものが英国ITVにて放映中です。

(2019年10月2日更新)


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Bestsellers---2019年1月1日から6月30日までの日本国内販売実績に基いています。

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