OXFORD UNIVERSITY PRESS

Oxford Day 2018

Global and Local Trends in Language Education

Oxford Day は、英語教育関係者、研究者、大学生、大学院生の皆様を対象とした、毎年恒例のフォーラムイベントです。今年も、第一線で活躍する国内外の専門家が一堂に会し、プレゼンテーションを通して語学教育の現状を検証し課題解決のヒントを示します。プログラム終了後には懇親会も予定しております。専門家との交流や教育業界の情報交換の場として、この機会をぜひご利用ください。

今年のOxford Day では以下のトピックを取り上げる予定です。

  • 国内外の語学教育に影響を及ぼす新たな潮流とは?
  • 語学学習における正確性はどの程度追求したらよいのか?
  • 効果的な指導と学習のために、教師はどのような専門能力を養うべきか?

基調講演者・特別講演者 (順不同・敬称略)

マイケル・スワン: 英文法の定番書『Practical English Usage』『The Oxford English Grammar Course』の執筆や、語学教育関連の講演などで知られる英語教育の専門家。
 

キャサリン・ウォルター: オックスフォード大学教授。『Oxford English Grammar Course』の共著者としても知られる言語学者。
 

その他のプレゼンターやプログラムの詳細はこちらをご覧ください。


マイケル・スワン

 

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基調講演者・特別講演者

Michael Swan
マイケル・スワン教材執筆者・講演者/『Practical English Usage』著者/『Oxford English Grammar Course』共著者 
一般学習者の語学指導に精力的に携わり、様々な国の教師らとともに教育現場を見つめてきたマイケル・スワン氏は、英語教育に関連した教材や参考書を数多く上梓しています。英文法の定番参考書『Practical English Usage』やキャサリン・ウォルター氏との共著『English Grammar Course』、『The New Cambridge English Course』など、氏の著作は長きにわたり幅広く活用されています。研究対象は、記述文法や教育文法、第二言語習得(教育機関における習得と自然習得)、言語習得における他言語の影響、応用言語学の理論と英語指導の実践の関係まで、多岐に渡ります。
プレゼンテーション教育における「正確さ」の意義とは?(言語:英語)
教育の現場において、正解の概念は重要な要素です。そして、正しいと教えられた内容に沿って忠実に学習する生徒は、好成績を収めるものです。しかし、正しさとは一体何でしょう。どれほど意味のあるものなのでしょうか? この講演では、正しさについての個人的な見解(必ずしも「正しい」とは限りませんが…)を3つの観点からご紹介します。

言語の学習と活用: 文法などの正確さはどれほど重要なのでしょう?
言語指導: 方法論に絶対的な正しさや誤りは存在するのでしょうか?
教育全般: 「正解」「不正解」の考え方は、どのような場面で意味を成すのでしょう?
プレゼンテーション

Catherine Walter
キャサリン・ウォルターオックスフォード大学リナカーカレッジ 名誉フェロー/『Oxford English Grammar Course』共著者
キャサリン・ウォルター氏は、オックスフォード大学リナカーカレッジ名誉フェロー、オックスフォード大学教育学部スタッフ、英国ティーチング・フェローを務める研究者です。主な研究分野は、第二言語におけるリーディングとライティング、教師の能力開発、第二言語の文法習得。マイケル・スワン氏とともに英語教師や学習者を対象とした教材や参考書の執筆を手掛けています。
プレゼンテーション教師にとって最良の職能開発とは?(言語:英語)
教師が、資質・能力向上のために自己研鑽に励むというのは、万国共通の傾向といえます。所属機関から、専門知識の習得やスキル向上のための手厚いサポートを受けられる、恵まれた教師も多くいることでしょう。この講演では、教師の能力開発のための時間と労力の費やし方について検討します。貴重な時間と資源を最大限に活用するにはどうしたらよいのでしょう? どのようなスキルを伸ばせば、教師自身や学習者にとって大きなメリットを生み出すことができるのでしょう? このような問いに対するいくつかの解を、関連文献の綿密な検証に基づいて提示します。
関連資料

プレゼンター

写真
金子 晋丈慶應義塾大学 理工学部情報工学科 専任講師
東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程修了。博士(情報理工学)。2006年より、慶應義塾大学DMC研究機構。グローバルな研究ネットワークを利用した4K高精細映像の伝送・共有に従事。2008年よりデジタルシネマ機器の認証テスト実行責任者。2012年より現職。次世代のネットワーク技術としてコンテンツのネットワーク化を研究。DMC研究センター研究員、および慶應ミュージアム・コモンズ準備室室員を兼務。
プレゼンテーション
揺らぎのある言葉と揺らぎのない情報検索(言語:日本語)
言葉には揺らぎがありコンテクストによって意味が変化します。特に、膨大な情報空間を対象にした検索において、少ないキーワードでは情報検索の用を満たさず、複数のキーワードが必要です。しかし、キーワードに基づいて情報がスコア化される情報検索では、キーワードを増やせば増やすほど、すでに知っている情報にしかたどり着けなくなります。ポスト検索に向けて講演者が取り組んでいる情報探索方法を紹介します。
プレゼンテーション
George Kumazawa
ジョージ・クマザワ昭和女子大学附属昭和小学校
40歳で教育業界へ転身し、神奈川県立国際言語文化アカデミアにて高校英語教員研修(異文化コミュニケーション講座および準備型・即興型英語ディベート講座の開発・実施)および小学校教員研修(外国語活動の出前講座の開発・実施)を主に担当し、その後、東京家政大学、聖光学院中学校高等学校、昭和女子大学附属昭和小学校で教鞭をとり、現在は同小学校にて小学校からの21世紀スキルと英語の同時習得の方法を研究中。
プレゼンテーション知の理論(TOK)の極意を解き明かす(言語:英語)
近年、国際バカロレア(IB)ディプロマ・プログラム(DP)の認定校・候補校となる一条校の数が急増しています。このことから、大々的な教育改革が進められている昨今において、IBが課題発見・課題解決の突破口のひとつとして期待されていることが見て取れます。一方で、教育現場に携わる教師は、IBDPの必修要件のひとつである知の理論(TOK: Theory of Knowledge)の取り扱いに悪戦苦闘しているという報告もあります。このプレゼンテーションでは、教師が気を楽にして、やりがいを感じながらTOKに取り組めるようになるためのヒントを示します。
プレゼンテーション
John C. Maher
ジョン・C・マーハ国際基督教大学 社会・文化・メディアデパートメント 教授(言語学)
国際基督教大学教授。専門は社会言語学、特にマルチリンガリズム 。ロンドン大学で哲学、言語学、教育 (B.A. M.Th., P.G.C.E.)、ミシガン大学で言語学(M.A.)を修める。エディンバラ大学で応用言語学においてPh.D.を取得。主要業績:共編『言語復興の未来と価値/Minority Language Revitalization』(2016年 三元社刊)、単著『Multilingualism: A Very Short Introduction』(2017年 OUP刊)
プレゼンテーション言語教育におけるMultilingualismと言語意識の重要性(言語:英語)
言語は、個人の、そして社会的知識のための手段です。それゆえに言語教育は重要であり、ヨーロッパで広まった「言語意識運動」が、言語に対する認識を向上させる必要性を説くのもこのためです。社会においてさまざまな言語が存在していることは、multilingualismと呼ばれます。さまざまな言語が使われている状況は、メディア、教育の場、家庭、職場、あるいは町中にも見られます。しかしながら、multilingualismに対する一般の知識はまだ低い状態です。multilingualismは、どのように、他の言語を学びたいと私たちを動機付け、学ぶのを助け、学ぶ気持ちを刺激してくれるのでしょうか?
プレゼンテーション
写真
関 典明成城学園参与・学園長付
上智大学外国語学部英語学科卒。1977年より成城学園中学校高等学校教諭(中学1977~2006年、高校2006~2016年)。1984年より1年間、研修でエジンバラ大学大学院へ留学。2017年より成城学園英語一貫教育推進検討委員会委員長を務める。また1985年より、『New Horizon』(東京書籍)の編集委員を務め、現在は編集責任者。『英語教育』(大修館書店)などへも論文を多数寄稿。
プレゼンテーション成城学園英語一貫教育改革プロジェクト(言語:日本語)
成城学園は幼稚園から大学院まで一つのキャンパスにある総合学園であり、2017年5月に創立百周年を迎えました。周年を節目に情操教養教育、国際化教育、理数系教育の3つを柱として第2世紀プランの教育改革を構築し、その中核である国際教育充実のために、成城学園英語一貫教育プログラムの基本構想を設計しました。初等学校~高校まで、CEFRに準拠したオックスフォード大学出版局(以下、OUP)の教材採用を決定し、初等学校5、6年生は2017年4月よりOUPの教材による授業を開始しました。現在、同様の改革に取り組まれている学校、これから改革に取り組む学校の先生方に向けて、解決すべき課題などについて発表したいと思います。
関連資料:「英語の授業を英語で行う」ための教室英語と授業例
写真
塚本 裕之静岡県総合教育センター 教育主査
静岡大学大学院教育学研究科修了。静岡県立天竜林業高等学校、伊東高等学校、富士高等学校を経て、現在静岡県総合教育センター勤務。教職22年目。文部科学省海外派遣研修(6か月)参加。静岡県の英語教育に関して、教育情報化推進委員、教育課程研究員、アドバイザリーティーチャー等を歴任。研修会・セミナー等全国的な講演活動も多数。H27年度より、指導主事として静岡県内の教員研修等を担当している。
プレゼンテーション
自治体の役割:英語教育改善のための意識改革(言語:日本語)
静岡県内の公立学校は、英語の学習到達目標をCAN-DOリストの形式にまとめ、総合教育センターに提出するよう求められています。しかしながら、教師の多くはCAN-DOリストの意義をよく理解せず、自治体の定めた規定に則り書式を埋めているのにすぎません。このプレゼンテーションでは、総合教育センターが、英語教育改革を主導する立場から、CAN-DOリストの認知度向上にどのように取り組み、教師の意識改革を図っているのかについてお話しします。また、文部科学省の英語教育改革関連事業において、大学教授をはじめとする専門家らとどのような協働を行っているのかについても触れたいと思います。
プレゼンテーション 配布資料
Yohko Watahabe
渡部 葉子慶應義塾大学 アート・センター 教授/キュレーター
慶應義塾大学大学院修了(美学・美術史)。東京都美術館、東京都現代美術館において、18年余り学芸員として活動。2006年より現職。各種催事や展覧会の企画実施とともに、アート・センターが所管するアーカイヴの活動にも関わる。2016年にはテート・リサーチ・センター:アジア、ヴィジティング・フェローとしてロンドンで研究活動。現在の研究的関心の中心は展覧会史。慶應ミュージアム・コモンズ準備室副室長を兼務。
プレゼンテーション
モノの記述を通したコミュニケーション —— 美術と言語の接点(言語:日本語)
美術作品を研究する時、我々は対象とする作品を記述する必要に迫られます。視覚芸術を言語化することが研究の出発点であるという点に着目しながら、美術と言語の関係について考えてみたいと思います。「モノを見ること」と「それを記述し伝達すること」について考察することは、モノを通した教育の可能性を探ることでもあります。この点に関連して、新しく計画されている慶應ミュージアム・コモンズについてもご紹介いたします。

タイムテーブル

(敬称略)
9:00-10:00 開場 / 受付開始
10:00-10:15 開会の辞
10:15-11:15 【オックスフォード大学 特別講演】
教師にとって最良の職能開発とは?キャサリン・ウォルター(言語:英語)
11:15-11:30 休憩
11:30-12:30 成城学園英語一貫教育改革プロジェクト関 典明(言語:日本語) 知の理論(TOK)の極意を解き明かすジョージ・クマザワ(言語:英語) モノの記述を通したコミュニケーション —— 美術と言語の接点渡部 葉子(言語:日本語)
12:30-13:30 休憩
13:30-15:00 【基調講演】 教育における「正確さ」の意義とは?マイケル・スワン(言語:英語)
15:00-15:30 サイン会(マイケル・スワン、キャサリン・ウォルター、ジョン C. マーハ)
15:30-16:30 言語教育におけるMultilingualismと言語意識の重要性ジョン・C・マーハ(言語:英語) 自治体の役割:英語教育改善のための意識改革塚本 裕之(言語:日本語) 揺らぎのある言葉と揺らぎのない情報検索金子 晋丈(言語:日本語)
16:45-18:45 懇親会
※定員に達したため、懇親会へのお申し込みは締め切らせていただきました。

※内容は、予告なく変更される場合がございますのでご了承ください。
(2018年9月10日更新)

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共催
  • keio University
  • KRGI
後援
  • British Embassy Tokyo