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中学高等学校教員向けセミナー2023

本セミナーは、中学校・高等学校の英語教員の皆様に向けた来場型セミナーです。指導アイデアの共有、新たなスキルの修得、英語教育関係者との交流の機会としてお役立ていただけます。

 

今年は大阪と東京で、英語教育に精通した専門家・現役の講師によるインタラクティブなセッションや、経験豊富なファシリテーターによるグループディスカッションを行います。

 

各セッションでは参加者同士がグループワークなどを通じてインタラクティブに学び合うことができ、効果的な指導に必要な役立つ情報を入手することができます。また、指導力の向上や英語教育の最新動向や教授法を知る絶好の機会でもあります。ぜひ積極的にご参加ください。

講演のトピック

  • 多読活動を普段の授業に取り入れる方法と具体例
  • デジタル教材を指導に活かすためのアイデア
  • 中高の学習指導要領に沿ってオックスフォードの教材(洋書)を指導に活用する方法

セミナーの特長

  • 経験豊富な英語教員やOUPの教師トレーナーによる教材の実践的な活用法の紹介
  • 指導力の向上、英語教育のトレンドや指導法などの役立つ最新情報の共有
  • 英語教育に熱心な教育関係者との交流の機会
  • オックスフォード大学出版局の最新のリソース類にアクセス可能

日程

大阪
2023年8月22日(火)
13:00 – 18:00
東京
2023年8月24日(木)
13:00 – 18:00

対象

英語教育に携わる中学校・高等学校の先生

参加費

入場無料

日程
2023年8月22日(火)
開場:12:45
ワークショップ:13:00 – 18:00
会場
AP大阪駅前 APホールⅡ
大阪府大阪市北区梅田1-12-12 東京建物梅田ビル
MAP

プログラム

13:00 - 13:10
開会の挨拶
13:10 - 14:30
未知の世界へ―英語の授業におけるデジタルへの不安を克服する(プレゼンテーション40分 / グループディスカッション40分)
トメック・ジエンバ
14:30 - 14:40
休憩
14:40 - 16:00
「読みたい!」を引き出す仕組み作り~想像力と思考力を育てる多読支援(プレゼンテーション40分 / グループディスカッション40分)
山岸 典子
16:00 - 16:10
休憩
16:10 - 17:30
百聞は一見にしかず — アートとテクノロジーで生徒主体の学習を促進(プレゼンテーション40分 / グループディスカッション40分)
ケン・ゲレーロ
17:30 - 17:40
閉会の挨拶
17:40 - 18:00
教材展示&個別相談会

プレゼンター

トメック・ジエンバ大分工業高等専門学校 准教授
Tomek Ziembaは、大分工業高等専門学校 (高専) の准教授。カナダ、バンクーバーのブリティッシュコロンビア大学で教育工学修士号を取得後、CALL (コンピュータ支援言語学習) を活用したブレンド学習環境を構築し、学生の指導とモチベーションに関する研究に10年以上携わっている。
Presentation未知の世界へ―英語の授業におけるデジタルへの不安を克服する
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、オンライン教育に馴染みがなかった多くの先生方が、授業の方法を変えることを余儀なくされ、しばしば悩みの種となっていました。しかし対面授業が復活してきた今では、英語の授業にCALL(Computer Assisted Language C2Learning)を定期的に取り入れて、ブレンド型学習の環境を作ることは、授業以外でも生徒が学びたいと思う本質的な動機付けになることが広く理解されています。経験豊富な方も、試行錯誤中の方も、オックスフォードのデジタル教材やその他の無料教材を使って、指導をより簡単に楽しくするためのユニークな方法を見つけてください。
山岸 典子香蘭女学校英語科非常勤講師・司書教諭
高校時代、酒井邦秀先生の講座を受講し、多読に出会う。慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒業後、書店と出版社で英語の図書・教材の編集販売を行い、新宿区立四谷図書館にて英語多読事業の立ち上げに携わる。現在は、中学校の総合的な学習の時間で多読支援をする傍ら、NPO多言語多読正会員として、指導者や図書館司書のためのイベントを企画運営している。
Presentation「読みたい!」を引き出す仕組み作り~想像力と思考力を育てる多読支援
多読と聞くと、とにかくたくさん読ませて速さや正解率を上げる指導法、というイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。また、アクティビティばかりに焦点が置かれる例も見受けられます。しかし、まずは生徒に楽しんで本と向き合う体験を重ねてもらわなければ、本当の読む力は身につきません。楽しいから、人に紹介したくなる、そしてまた次の読書に繋がっていくという好循環が生まれる環境をどう作り、生徒に働きかけていくのか、Oxford Reading Clubを使った実践例を交えてお話しします。
ケン・ゲレーロ奈良県立国際高等学校
Ken Guerreroは日本で10年間の英語指導歴を有す。生徒の理解と授業への参加を向上させるために、アートとテクノロジーの統合に取り組み成功している。彼は具体的なイラストを通じて生徒たちに自分の考えを表現するように促すことで、英語の文章をより深く理解することができると信じている。
Presentation百聞は一見にしかず — アートとテクノロジーで生徒主体の学習を促進
学習支援アプリ(Loilo Noteなど)のイラスト機能を活用することで、生徒は長くて難しい英文に対する苦手意識を克服することができます。この方法により、生徒はリラックスして創造性と意欲を発揮でき、仲間とのコミュニケーションが活発になります。さらに、Q: Skills for Successなどのテキストの文章を楽しんで読むことができるようになります。教師は、イラストを通して生徒がどの程度文章を理解しているかを明確に把握することができますし、これらのイラストは生徒の考えや日常生活を知る手がかりにもなります。
日程
2023年8月24日(木)
開場:12:45
ワークショップ:13:00 – 18:00
会場
AP東京八重洲 Kルーム
東京都中央区京橋1-10-7 KPP八重洲ビル
MAP

プログラム

13:00 - 13:10
開会の挨拶
13:10 - 14:30
Q:Skills for Successの活用:試行錯誤、成果と課題(プレゼンテーション40分 / グループディスカッション40分)
宮島 陽子
14:30 - 14:40
休憩
14:40 - 16:00
「読みたい!」を引き出す仕組み作り~想像力と思考力を育てる多読支援(プレゼンテーション40分 / グループディスカッション40分)
山岸 典子
16:00 - 16:10
休憩
16:10 - 17:30
デジタルツールを活用した学習の向上(プレゼンテーション40分 / グループディスカッション40分)
ロブ・ピーコック
17:30 - 17:40
閉会の挨拶
17:40 - 18:00
教材展示&個別相談会

プレゼンター

宮島 陽子静岡県立浜松商業高校
静岡県内の公立高校に勤務して35年。県立浜松湖南高校赴任時にQ:Skills for Successに出会い、コースブックを使っての英語4技能のバランスを重視した授業の模索を始めた。県立浜松南高校に異動した後も担当学年以外の先生方とも連携してQ:Skills for Successを活用する試みを重ね、英語4技能の指導を通して進学校としての地域の要望に応えるべく大学受験にも繋がる英語力の育成を目指した。現在では、県立浜松商業高校でQ:Skills for Successを使いながら、よりアウトプットを重視したコミュニケーション中心の授業を模索する日々を送っている。
PresentationQ:Skills for Successの活用:試行錯誤、成果と課題
私が赴任した3つの学校でQ:Skills for Successの導入と活用に取り組んできた試行錯誤の経験から見えてきた成果と課題をお伝えします。お話するのは主に次の4点です。
1. 英語で授業したい。4技能大事だってわかってる。→コースブックで授業してみると!
2. 大谷さんの二刀流はかっこいいけど・・・。→検定教科書との二刀流は、一体どうしたらいい?
3. 自分1人じゃできないよ~。→周りにどうやって巻き込まれてもらえるか?
4. いい授業をしたい。いい人生も送りたい。→やっぱり働き方改革しようよ!
以上について、お話します。一緒に考え、話し合いましょう。
山岸 典子香蘭女学校英語科非常勤講師・司書教諭
高校時代、酒井邦秀先生の講座を受講し、多読に出会う。慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒業後、書店と出版社で英語の図書・教材の編集販売を行い、新宿区立四谷図書館にて英語多読事業の立ち上げに携わる。現在は、中学校の総合的な学習の時間で多読支援をする傍ら、NPO多言語多読正会員として、指導者や図書館司書のためのイベントを企画運営している。
Presentation「読みたい!」を引き出す仕組み作り~想像力と思考力を育てる多読支援
多読と聞くと、とにかくたくさん読ませて速さや正解率を上げる指導法、というイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。また、アクティビティばかりに焦点が置かれる例も見受けられます。しかし、まずは生徒に楽しんで本と向き合う体験を重ねてもらわなければ、本当の読む力は身につきません。楽しいから、人に紹介したくなる、そしてまた次の読書に繋がっていくという好循環が生まれる環境をどう作り、生徒に働きかけていくのか、Oxford Reading Clubを使った実践例を交えてお話しします。
ロブ・ピーコックオックスフォード大学出版局
オックスフォード大学出版局に教育サービスコンサルタントとして勤務。日本において20年以上にわたる、幅広い年齢層の学習者への指導経験および教員サポート、ワークショップの運営経験を有しています。
Presentationデジタルツールを活用した学習の向上
学習者、教師とも、より充実した教育を実現するためにテクノロジーを利用することにますます関心を持っています。このプレゼンテーションでは、オンラインでの演習やアクティビティが英語への触れ方や学習者の主体性にもたらす効果・影響について考察します。また、学習管理システムを使って教師が課題を出し、生徒の進捗状況を追跡する具体的な方法もご紹介します。さらに、クラスルームプレゼンテーションツールを活用しクラス全体を一斉に注目させること(ヘッズアップ学習)の利点についても説明します。