歴史的調査というジャンルを考案した、5世紀のギリシャの思想家であり研究者であるハリカルナッソスのヘロドトス（紀元前485-420年頃）の背景と書物を紹介していきます。自分の起源に対する強い興味や、旅の記録、世界を自分の目で見て回ることへの興味、その書物に繰り返しでてくるテーマなど、ヘロドトス作品をあらゆる角度から分析していきます。(cf. The Histories (Oxford World's ... 続きを読む

ジーザス、つまりイエス・キリスト（紀元前4世紀-紀元後30年頃）が、誰もが知る歴史上最も重要な人物の一人であることは間違いないでしょう。語り継がれるキリストの生涯をたどり、新訳聖書に含まれる四つの福音書を使い、多角的にとらえたキリストの真の姿をあざやかに描き出します。世界に存在する20億人ものキリスト教徒にとっては、神との関係性の中心に存在し、生き方をも左右し、信仰と崇拝の対象でもあるキリストの人 ... 続きを読む

不可知論とは何なのでしょうか。人間は神の存在を知ることはできないとする考え方なのか、一種の信仰心なのか、あるいは信仰心そのものがないことなのでしょうか。不可知論者の原理とは？ 本書では、哲学的な観点から不可知論の争点に取り組み、一般に定着している考え方を吟味し、宗教を超えて、社会や教育における不可知論の正しいあり方を考察します。     Challenges the ... 続きを読む

キリスト教から派生した教会の中から生まれた聖霊運動であるペンテコステ運動は、恐らく20世紀に最も活発に成長した宗教運動で、世界に4億5000万人もの支持者がいます。しかし、ペンテコステ派については偏見と間違った情報に満ちているのが現実です。本書はペンテコステ運動の起源と歴史をたどるだけでなく、歴史的、社会学的、政治的側面にも踏み込み、偽りのない真実の姿を伝えます。     ... 続きを読む

The following year Qin unified all under Heaven and the title of August Emperor was immediately adopted.' The short-lived Qin dynasty unified China in 221 BC and created an imperial legacy that la ... 続きを読む

キリスト教世界の制度改革を目指し、宗教改革を率いたマルティン・ルター（1483-1546年）。プロテスタント諸派に分離するきっかけを作った歴史上重要な神学者です。ルターを近代的な英雄として持ち上げるのではなく、その時代背景や擁護者、ルターの改革計画に反発した敵対者らに焦点を当てることで、ルターの生涯と功績をこれまでにない視点で紹介します。     Presents a ... 続きを読む

電磁誘導の法則の発見や電動機技術の基礎を築いたことで「電気工学の父」と謳われ、マクスウェルやアインシュタインら後世の物理学者に多大な影響を与えたマイケル・ファラデー（1791-1867年）。電磁気学、電気化学の分野で果たした多大な貢献は今もなお語り継がれています。その生涯と偉大な功績を、ファラデーが研究を行った英国王立科学研究所の科学史研究者、フランク・A・J・ジェームスが概括します。 &nbs ... 続きを読む

辞典の起源から、昨今の電子化されたオンラインコンテンツへの進展を踏まえつつ、辞典とはどのように編纂されているのかを詳らかにします。言葉は社会を反映するものであるがゆえ、辞書は収集された言葉が並び、語意が目録化されているだけではなく、それを編んだ人の社会的・文化的背景をも映し出します。辞典のそうした文化資源的価値についても検討します。    Examines the h ... 続きを読む

太陽系の成り立ちや構成についてわかりやすく解説した入門書です。惑星、衛星、小惑星、彗星など、それぞれの特徴を写真などを用いて詳しく説明するとともに、近年目覚ましく進歩したこの分野の研究成果と、それに伴う研究者たちの困難などについても紹介します。    Provides an overview of our Solar System and its origins, n ... 続きを読む

日本語では「理想郷」と訳されるユートピアについては、これまでさまざまな議論がなされてきました。社会的・政治的概念において、ユートピアという考え方は良くも悪くも当たり前のように存在しています。ユートピアは何で構成されているのか。その概念は宗教に不可欠なものか。ユートピアとイデオロギーの関係性とは？ 本書では、その歴史や今日的な議論における役割と併せ、ユートピアニズムの全体像を浮き彫りにします。 & ... 続きを読む