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中学高等学校教員向けセミナー2022

本セミナーでは、英語教育に携わる専門家や現役の教員を講師に迎え、指導の具体例のほか、日本における英語教育全体にについて幅広い視野から考察します。

多読授業、デジタル教材の活用法、英語授業においてSDGsを取り入れるアイデアなどについてご紹介いたします。会場ではオックスフォードの教材を展示販売いたします。是非ご来場ください。

日程

東京
2022年11月20日(日)
10:00 – 16:20
名古屋
2022年11月27日(日)
10:00 – 16:20
大阪
2022年12月4日(日)
10:00 – 16:20
福岡
2022年12月18日(日)
10:00 – 16:20

対象

英語教育に携わる中学校・高等学校の先生

参加費

入場無料

日程
2022年12月18日(日)
開場:10:00
ワークショップ:10:30 - 15:50
会場
TKPガーデンシティ博多
福岡県福岡市博多区博多駅前3-4-8 サットンホテル博多シティ内 5F 阿蘇
MAP

プログラム

10:00 開場  
10:30 - 11:30 多読授業のひろがり〜読む・聞くから、話す→書くへ 田中 十督
11:30 - 11:40 休憩  
11:40 - 12:40 Oxford Reading Treeで質問作り~Autonomous Learnerの育成を目指して~ 福岡 輝樹
12:40 - 13:40 休憩  
13:40 - 14:40 中高の英語授業においてSDGsを取り入れるアイデア例 ロブ・ピーコック
14:40 - 14:50 休憩  
14:50 - 15:50 「本当に明日から使える」デジタル教材とウェブアプリの有効活用法 樫本 英之
15:50 - 16:20 Book display  

プレゼンター

田中 十督西南学院中学校・高等学校 教諭
西南学院中高英語科教諭として25年教鞭を執る傍ら、英語教育、新時代教育の研究会「暁の会NEO」の共同代表として活動を続ける。英語の直読直解指導を軸に、多読授業の普及や英英辞典の活用など、精力的に普及活動に務める。
Presentation多読授業のひろがり〜読む・聞くから、話す→書くへ
「英語を英語のまま読む」直読直解の活動を積極的に授業に取り入れています。中学一年生から指導を重ねてきて今年受け持っている生徒とは4年目、多読を継続してきたからこそ変化してきた「話す」→「書く」の活動の変化について、生徒達の様子を交えてお話し致します。
福岡 輝樹石川県立小松高等学校 教諭
石川県の公立高校の教諭として採用され、総合学科や普通科の学校で指導して13年目。現在は石川県立小松高等学校で3年生の担任を務めながら、ESSの顧問をする。県英語部会常任理事「研究担当」として英語の指導方法を追究していく中で、5年前に参加したORT多読セミナーで多読に出会う。それ以来多読の楽しさに魅了され、授業や部活動で積極的にORTを活用している。
PresentationOxford Reading Treeで質問作り~Autonomous Learnerの育成を目指して~
見つけ出した問いに、自らの答えを作り出す。「質問作り」を軸に授業をデザインしています。「質問作り」の授業の最初の一歩をORTとともに踏み出します。絵本の「絵」に注目した活動で問いを見つける目を養い、実際にストーリーを読んで「質問作り」を行います。当日は、皆さんにもORTでの「質問作り」をお試しいただきながら、学校での生徒たち様子をお伝えいたします。
ロブ・ピーコックオックスフォード大学出版局
オックスフォード大学出版局に教育サービスコンサルタントとして勤務。日本において20年以上にわたる、幅広い年齢層の学習者への指導経験および教員サポート、ワークショップの運営経験を有しています。
Presentation中高の英語授業においてSDGsを取り入れるアイデア例
中高生向けの英語の授業で国連の定める17の持続可能な開発目標(SDGs)を取り上げることは生徒たちにグローバルシティズンシップ(誰もが地球社会の一員でありそこに参画する責任を担う市民であるという意識)を芽生えさせる良いきっかけになります。SDGsを取り上げてディスカッションを行うことは、生徒たちに重要な国際問題を認識させ、それらの諸問題が自分たちの日常生活にどのように影響を及ぼしているかに考えを巡らせることに繋がります。また、日本国内だけでなく、その他の国で起きていることについても同様に考え、自分たちができることを考える機会にもなります。本プレゼンテーションでは、Metro第2版のアクティビティを例に挙げ、生徒の英語レベルに関係なく、中高生の授業でSDGsを取り上げて英語でディスカッションを行うための実践的なアイデアをご紹介します。
*このプレゼンテーションは英語で行われます。
樫本 英之大阪成蹊短期大学 准教授
京都外国語大学 外国語学部 英米語学科卒業後、米国ニューヨーク州ロチェスター大学院・教育学部TESOLを修了。卒業帰国後、メーカーでの経理および製品開発マーケティング業務に従事。2社計15年間の企業経験を経て2015年、大阪府公募の特別教員制度に応募しSET(Super English Teacher)となり、大阪府立四條畷高校で3年間のプロジェクトを終え、2018年より現職。
Presentation「本当に明日から使える」デジタル教材とウェブアプリの有効活用法
デジタル教材の使用が盛んになっている昨今、いざ事例を聞いても「最先端すぎて…」「うちでは環境が違うかも…」と利用しきれずに終わってしまったという経験はありませんか?もちろん最低限の利用環境は必要ですが、個々のツールそのものはもちろん、それらを「どのように自分の授業に当てはめるか」「どの場面で使うか」といったアイデアも同じくらい求められていると感じます。高校と短期大学、両方での現場経験を元に、OUPのデジタル教材や少ない負担ですぐに活用できるウェブアプリと授業でのそれらの使用事例についてお伝えします。
日程
2022年11月20日(日)
開場:10:00
ワークショップ:10:30 - 15:50
会場
三田NNホール
東京都港区芝4-1-23 三田NNビル地下1階
MAP

プログラム

10:00 開場  
10:30 - 11:30 知力や学力を支える鍵は圧倒的なインプット量 西山 哲郎
11:30 - 11:40 休憩  
11:40 - 12:40 多読活動の取り入れ方と英語学習への動機づけ 淺沼 奈美
12:40 - 13:40 休憩  
13:40 - 14:40 中高での学習を強化するためのデジタルツール ロブ・ピーコック
14:40 - 14:50 休憩  
14:50 - 15:50 誰も取り残さない社会を作る当事者意識を育てる授業 山本 崇雄
15:50 - 16:20 Book display  

プレゼンター

西山 哲郎静岡聖光学院中学校・高等学校校長補佐/クリムゾングローバルアカデミーディレクター
静岡聖光学院中学校・高等学校校長補佐兼英語科主任兼国際統括部部長 クリムゾングローバルアカデミーディレクター 東大寺学園中高英語教員、香里ヌヴェール学院小学校学校長を経て現職。テンプル大学大学院SLA(第2言語学)課程修了 草の根英語勉強会暁の会共同代表 HPDU高校生即興型英語ディベート西日本代表 静岡市英語教育アドバイザー 著書に「スピーキングのための英文法」がある 日本の子どもたちのために、従来の価値観に囚われない未来から逆算した本質的な教育を模索し続けている。日本の英語教育の問題点を舌鋒鋭く指摘し、自らが学んだ学習方法を授業で導入している。具体的にはフォニックス、英英辞書、多読多聴、ディベート、ディスカッションなど4技能育成を土台とし、英語「を」学ぶのではなく、英語「で」学ぶことによって語学力のみならず思考力を高める英語教育を推進している。人は幸せになるために生きていると信じ、常にワクワクすることに対して心を開き行動することを人生指針としている。現在、夢中になっていることはサーフィン、ダンス、料理、イラスト、DJ、中国語など。
Presentation知力や学力を支える鍵は圧倒的なインプット量〜ORTの授業内多読が変える日本人中高生の英語を学ぶ姿勢と好奇心〜
日本人大学生は海外の大学生と比較しても圧倒的に読書量が少ないと言われています。中高時代に読書習慣や読む力を育むことができなかった学生は、大学進学後相当数の課題図書や論文を読破することが難しいと予想されます。まして外国語である英語による読書には親や教員の伴走が不可欠。ではどうするか?学校現場では授業内多読を実施することで英語での読書習慣を確立することができます。その際、導入期に大活躍するのがOxford Reading Treeシリーズなのです。ORTを活用した授業内多読によってリーディングを楽しみ継続する中高生の実際の姿をお見せしながら、理論やアプローチを具体的にご紹介します。
淺沼 奈美大妻嵐山中学校・高等学校 教諭
大学卒業後、旅行代理店勤務を経て、フロリダ州ディズニーワールド勤務、中米ニカラグア共和国でのボランティア活動を経験。帰国後は埼玉県立高校に勤務。在職中に自己啓発休業制度を利用しペンシルベニア州ピッツバーグ大学へ留学。応用言語学修士課程、及びTESOLコース修了。専門は第二言語習得論。高校検定教科書『Ambition』(開隆堂)編集委員。多読活動を通じた自律学習者の育成を目標とし、「教室では教室でしかできないことを」をモットーにオーラルインタラクションを中心とした、生徒の発話量の多い授業を目指している。
Presentation多読活動の取り入れ方と英語学習への動機づけ
初任時より一貫して英語多読活動に取り組んでいます。SELHi下、外国語科全体で取り組んでいた初任校での多読活動の様子や、段ボール一箱分の本から一人で立ち上げた現任校での多読プログラムについて、生徒の反応も交えながらご紹介します。また、今年度夏の課題として取り入れたデジタル教材、Oxford Reading Clubについて、生徒からのアンケート結果を中心にご報告します。最後に、多読活動の要となる動機付けについてこれまでの実践報告及び考察をして参ります。
ロブ・ピーコックオックスフォード大学出版局
オックスフォード大学出版局に教育サービスコンサルタントとして勤務。日本において20年以上にわたる、幅広い年齢層の学習者への指導経験および教員サポート、ワークショップの運営経験を有しています。
Presentation中高での学習を強化するためのデジタルツール
教育現場では、学習プロセスを充実させるためにテクノロジーに注目するようになっています。このプレゼンテーションでは、いくつかのデジタルツールを見ながら、各スキルの練習、英語に触れる機会の拡大、学習者の主体性やモチベーションの向上、生徒の学習成果の把握がいかに簡単に効率的になるかをご紹介します。また、デジタルツールを活用することで、多読や反転授業など、様々な指導法を取り入れやすくなることをお見せいたします。
*このプレゼンテーションは英語で行われます。
山本 崇雄横浜創英中学校・高等学校 他
複数の学校、企業と雇用契約を結んでいる二刀流(複業)教師。都立中高一貫教育校を経て、2019年より横浜創英中学高等学校(今年度より校長補佐)、新渡戸文化中学校・高等学校、浜松開誠館中学高等学校の他、日本パブリックリレーションズ学会理事長、GRASグループ、News Picksなど複数の団体・企業でも活動。Apple Distinguished Educator、LEGO® SERIOUS PLAY® メソッドと教材活用トレーニング終了認定ファシリテータ。「教えない授業」と呼ばれる自律型学習者を育てる授業を実践。教育改革や子どもの自律などをテーマにした講演会、出前授業、執筆活動を精力的に行っている。検定教科書『NEW CROWN ENGLISH SERIES』『My Way』(三省堂)の編集委員を務めるほか、著書に新刊『「学びのミライ地図」の描き方』(学陽書房)『なぜ「教えない授業」が学力を伸ばすのか』(日経BP社)、『「教えない授業」の始め方』(アルク)、『学校に頼らなければ学力は伸びる』(産業能率大学出版部)ほか、監修書に『21マスで基礎が身につく英語ドリルタテ×ヨコ』シリーズ(アルク)がある。
Presentation誰も取り残さない社会を作る当事者意識を育てる授業
SDGsを授業に取り入れることは、子どもたちが地球市民に育っていくいい機会になります。ですから、単にSDGsに関する知識を増やすだけでなく、自らが世界を作っていく一員となれるよう授業を作っていくことが重要です。今回は「Metro 2nd edition」を例にSDGsを授業に取り入れていく授業プランを作っていく際の留意点を紹介します。
日程
2022年11月27日(日)
開場:10:00
ワークショップ:10:30 - 15:50
会場
愛知県名古屋市中村区椿町1-16 井門名古屋ビル
TKPガーデンシティPREMIUM名古屋新幹線口 バンケットホール2A
MAP

プログラム

10:00 開場  
10:30 - 11:30 知力や学力を支える鍵は圧倒的なインプット量〜ORTの授業内多読が変える日本人中高生の英語を学ぶ姿勢と好奇心〜 西山 哲郎
11:30 - 11:40 休憩  
11:40 - 12:40 Oxford Reading TreeとORT音声ペンを使った多読多聴の授業実践 林 嗣博
12:40 - 13:40 休憩  
13:40 - 14:40 「本当に明日から使える」デジタル教材とウェブアプリの有効活用法 樫本 英之
14:40 - 14:50 休憩  
14:50 - 15:50 誰も取り残さない社会を作る当事者意識を育てる授業 山本 崇雄
15:50 - 16:20 Book display  

プレゼンター

西山 哲郎静岡聖光学院中学校・高等学校校長補佐/クリムゾングローバルアカデミーディレクター
静岡聖光学院中学校・高等学校校長補佐兼英語科主任兼国際統括部部長 クリムゾングローバルアカデミーディレクター 東大寺学園中高英語教員、香里ヌヴェール学院小学校学校長を経て現職。テンプル大学大学院SLA(第2言語学)課程修了 草の根英語勉強会暁の会共同代表 HPDU高校生即興型英語ディベート西日本代表 静岡市英語教育アドバイザー 著書に「スピーキングのための英文法」がある 日本の子どもたちのために、従来の価値観に囚われない未来から逆算した本質的な教育を模索し続けている。日本の英語教育の問題点を舌鋒鋭く指摘し、自らが学んだ学習方法を授業で導入している。具体的にはフォニックス、英英辞書、多読多聴、ディベート、ディスカッションなど4技能育成を土台とし、英語「を」学ぶのではなく、英語「で」学ぶことによって語学力のみならず思考力を高める英語教育を推進している。人は幸せになるために生きていると信じ、常にワクワクすることに対して心を開き行動することを人生指針としている。現在、夢中になっていることはサーフィン、ダンス、料理、イラスト、DJ、中国語など。
Presentation知力や学力を支える鍵は圧倒的なインプット量〜ORTの授業内多読が変える日本人中高生の英語を学ぶ姿勢と好奇心〜
日本人大学生は海外の大学生と比較しても圧倒的に読書量が少ないと言われています。中高時代に読書習慣や読む力を育むことができなかった学生は、大学進学後相当数の課題図書や論文を読破することが難しいと予想されます。まして外国語である英語による読書には親や教員の伴走が不可欠。ではどうするか?学校現場では授業内多読を実施することで英語での読書習慣を確立することができます。その際、導入期に大活躍するのがOxford Reading Treeシリーズなのです。ORTを活用した授業内多読によってリーディングを楽しみ継続する中高生の実際の姿をお見せしながら、理論やアプローチを具体的にご紹介します。
林 嗣博椙山女学園中学校 教諭
文部科学省認証 英語教育推進リーダー。大学時代の恩師から多読の取り組みを紹介され、大学在学中に多読を経験する。2010年から現職に就き、2018年から本校の中学校で始まった多読多聴の授業の立ち上げの中心を担う。生徒中心の授業や生徒の総合的なコミュニケーション能力の育成を目指し、各研修やセミナーに参加。同僚とも積極的に情報共有をしながら授業改善や授業力向上に努めている。
PresentationOxford Reading TreeとORT音声ペンを使った多読多聴の授業実践
ORT音声ペンを使うことで、生徒たちはORTの朗読音声を聞きながら本を読むことができます。「読む力」だけでなく、「聞く力」や話すために必要となる英単語や英文を「発音できる力」も合わせて育てることを目的に本校ではORT音声ペンを使用しています。このプレゼンテーションでは、本校における多読多聴を導入するまでの手順、ORTやORT音声ペンの活用方法、生徒の様子、教員間で共有した改善すべき課題やその解決に向けた取り組みなどをお伝えします。これから多読を始めてみようと思っている方や、既に多読を行っている方に少しでも参考になるようお話させていただきます。
樫本 英之大阪成蹊短期大学 准教授
京都外国語大学 外国語学部 英米語学科卒業後、米国ニューヨーク州ロチェスター大学院・教育学部TESOLを修了。卒業帰国後、メーカーでの経理および製品開発マーケティング業務に従事。2社計15年間の企業経験を経て2015年、大阪府公募の特別教員制度に応募しSET(Super English Teacher)となり、大阪府立四條畷高校で3年間のプロジェクトを終え、2018年より現職
Presentation「本当に明日から使える」デジタル教材とウェブアプリの有効活用法
デジタル教材の使用が盛んになっている昨今、いざ事例を聞いても「最先端すぎて…」「うちでは環境が違うかも…」と利用しきれずに終わってしまったという経験はありませんか?もちろん最低限の利用環境は必要ですが、個々のツールそのものはもちろん、それらを「どのように自分の授業に当てはめるか」「どの場面で使うか」といったアイデアも同じくらい求められていると感じます。高校と短期大学、両方での現場経験を元に、OUPのデジタル教材や少ない負担ですぐに活用できるウェブアプリと授業でのそれらの使用事例についてお伝えします。
山本 崇雄横浜創英中学校・高等学校 他
複数の学校、企業と雇用契約を結んでいる二刀流(複業)教師。都立中高一貫教育校を経て、2019年より横浜創英中学高等学校(今年度より校長補佐)、新渡戸文化中学校・高等学校、浜松開誠館中学高等学校の他、日本パブリックリレーションズ学会理事長、GRASグループ、News Picksなど複数の団体・企業でも活動。Apple Distinguished Educator、LEGO® SERIOUS PLAY® メソッドと教材活用トレーニング終了認定ファシリテータ。「教えない授業」と呼ばれる自律型学習者を育てる授業を実践。教育改革や子どもの自律などをテーマにした講演会、出前授業、執筆活動を精力的に行っている。検定教科書『NEW CROWN ENGLISH SERIES』『My Way』(三省堂)の編集委員を務めるほか、著書に新刊『「学びのミライ地図」の描き方』(学陽書房)『なぜ「教えない授業」が学力を伸ばすのか』(日経BP社)、『「教えない授業」の始め方』(アルク)、『学校に頼らなければ学力は伸びる』(産業能率大学出版部)ほか、監修書に『21マスで基礎が身につく英語ドリルタテ×ヨコ』シリーズ(アルク)がある。
Presentation誰も取り残さない社会を作る当事者意識を育てる授業
SDGsを授業に取り入れることは、子どもたちが地球市民に育っていくいい機会になります。ですから、単にSDGsに関する知識を増やすだけでなく、自らが世界を作っていく一員となれるよう授業を作っていくことが重要です。今回は「Metro 2nd edition」を例にSDGsを授業に取り入れていく授業プランを作っていく際の留意点を紹介します。
日程
2022年12月4日(日)
開場:10:00
ワークショップ:10:30 - 15:50
会場
大阪市淀川区宮原 1-6-1 新大阪ブリックビル 3F
MAP

プログラム

10:00 開場  
10:30 - 11:30 多読授業のひろがり〜読む・聞くから、話す→書くへ 田中 十督
11:30 - 11:40 休憩  
11:40 - 12:40 多読活動の取り入れ方と英語学習への動機づけ 淺沼 奈美
12:40 - 13:40 休憩  
13:40 - 14:40 「本当に明日から使える」デジタル教材とウェブアプリの有効活用法 樫本 英之
14:40 - 14:50 休憩  
14:50 - 15:50 中高の英語授業においてSDGsを取り入れるアイデア例 ロブ・ピーコック
15:50 - 16:20 Book display  

プレゼンター

田中 十督西南学院中学校・高等学校 教諭
西南学院中高英語科教諭として25年教鞭を執る傍ら、英語教育、新時代教育の研究会「暁の会NEO」の共同代表として活動を続ける。英語の直読直解指導を軸に、多読授業の普及や英英辞典の活用など、精力的に普及活動に務める。
Presentation多読授業のひろがり〜読む・聞くから、話す→書くへ
「英語を英語のまま読む」直読直解の活動を積極的に授業に取り入れています。中学一年生から指導を重ねてきて今年受け持っている生徒とは4年目、多読を継続してきたからこそ変化してきた「話す」→「書く」の活動の変化について、生徒達の様子を交えてお話し致します。
淺沼 奈美大妻嵐山中学校・高等学校 教諭
大学卒業後、旅行代理店勤務を経て、フロリダ州ディズニーワールド勤務、中米ニカラグア共和国でのボランティア活動を経験。帰国後は埼玉県立高校に勤務。在職中に自己啓発休業制度を利用しペンシルベニア州ピッツバーグ大学へ留学。応用言語学修士課程、及びTESOLコース修了。専門は第二言語習得論。高校検定教科書『Ambition』(開隆堂)編集委員。多読活動を通じた自律学習者の育成を目標とし、「教室では教室でしかできないことを」をモットーにオーラルインタラクションを中心とした、生徒の発話量の多い授業を目指している。
Presentation多読活動の取り入れ方と英語学習への動機づけ
初任時より一貫して英語多読活動に取り組んでいます。SELHi下、外国語科全体で取り組んでいた初任校での多読活動の様子や、段ボール一箱分の本から一人で立ち上げた現任校での多読プログラムについて、生徒の反応も交えながらご紹介します。また、今年度夏の課題として取り入れたデジタル教材、Oxford Reading Clubについて、生徒からのアンケート結果を中心にご報告します。最後に、多読活動の要となる動機付けについてこれまでの実践報告及び考察をして参ります。
樫本 英之大阪成蹊短期大学 准教授
京都外国語大学 外国語学部 英米語学科卒業後、米国ニューヨーク州ロチェスター大学院・教育学部TESOLを修了。卒業帰国後、メーカーでの経理および製品開発マーケティング業務に従事。2社計15年間の企業経験を経て2015年、大阪府公募の特別教員制度に応募しSET(Super English Teacher)となり、大阪府立四條畷高校で3年間のプロジェクトを終え、2018年より現職
Presentation「本当に明日から使える」デジタル教材とウェブアプリの有効活用法
デジタル教材の使用が盛んになっている昨今、いざ事例を聞いても「最先端すぎて…」「うちでは環境が違うかも…」と利用しきれずに終わってしまったという経験はありませんか?もちろん最低限の利用環境は必要ですが、個々のツールそのものはもちろん、それらを「どのように自分の授業に当てはめるか」「どの場面で使うか」といったアイデアも同じくらい求められていると感じます。高校と短期大学、両方での現場経験を元に、OUPのデジタル教材や少ない負担ですぐに活用できるウェブアプリと授業でのそれらの使用事例についてお伝えします。
ロブ・ピーコックオックスフォード大学出版局
オックスフォード大学出版局に教育サービスコンサルタントとして勤務。日本において20年以上にわたる、幅広い年齢層の学習者への指導経験および教員サポート、ワークショップの運営経験を有しています。
Presentation中高の英語授業においてSDGsを取り入れるアイデア例
中高生向けの英語の授業で国連の定める17の持続可能な開発目標(SDGs)を取り上げることは生徒たちにグローバルシティズンシップ(誰もが地球社会の一員でありそこに参画する責任を担う市民であるという意識)を芽生えさせる良いきっかけになります。SDGsを取り上げてディスカッションを行うことは、生徒たちに重要な国際問題を認識させ、それらの諸問題が自分たちの日常生活にどのように影響を及ぼしているかに考えを巡らせることに繋がります。また、日本国内だけでなく、その他の国で起きていることについても同様に考え、自分たちができることを考える機会にもなります。本プレゼンテーションでは、Metro第2版のアクティビティを例に挙げ、生徒の英語レベルに関係なく、中高生の授業でSDGsを取り上げて英語でディスカッションを行うための実践的なアイデアをご紹介します。
*このプレゼンテーションは英語で行われます。