脳について私たちが理解していること…その背景にある歴史的進展に触れながら、脳とは何なのか、どんな機能を持つのかを解説します。そして脳が思考や記憶、知覚、行動に、どのように係わっているのか、という神経科学者にとっての課題を探ります。脳研究における成果と主な問題点をまとめたコンパクトな概説書です。(cf. The Brain: What Everyone Needs to Know)  & ... 続きを読む

なぜ政治は発展したのか、政治的な権力と秩序はどのようにしてもたらされるのか…。古代から現代にいたるまでの政治の世界を概観するとともに、民主主義の問題点や21世紀の政治の在り方を、幅広い視野で探る刺激的な論考です。政治について理論的概観を求める読者にお薦めの一冊です。     Ideal for anyone interested in politics who wan ... 続きを読む

古典を退屈でつまらないものと思い込んではいませんか。本書は現代を生きる私たちの発見と探求の手段として重要な役割を担う古典学の文学的、哲学的、文化的価値、ならびに修辞表現の源としての重要性について考えさせてくれる一冊です。これを読めば古典がいかに「今日的」で魅力的であるかに気付かされるでしょう。   'The authors show us that Classics is a ... 続きを読む

Nicholas Cook is an excellent expositor who writes with humour and flair. Anthony Storr described Cook's book, A Guide to Musical Analysis, as 'fascinating' and 'provocative'. Referring throughout ... 続きを読む

Drawing on studies of social class, crime and deviance, work in bureaucracies, and changes in religious and political organizations, this Very Short Introduction explores the tension between the indiv ... 続きを読む

ごく単純な因果システムを含め、身の回りのどのシステムにもカオスは存在し得て、予測不可能な振る舞いを示したり、ときには大きく異なる結果を生じさせます。理解が進むにつれ、カオス理論は工学や地球温暖化、政治をはじめ、人間の行動や株式投機にまでさまざまな形で適用されるようになりました。哲学、文学、数学なども用いながら、カオス理論についてわかりやすく解説します。     Cha ... 続きを読む

インドには古来よりさまざまな哲学的思考の伝統があります。宗教と哲学にはっきりした境目がなく、宗教聖典を土台としているところが、西洋の伝統とは大きく異なっているといえます。本書ではインド思想の多様性に注目し、古典哲学の六つの正統学派を指すインド六派哲学を読み取っていきます。カルマや転生というインドならではの概念も検証し、他では見られないインド哲学独特の世界に読者を誘います。   ... 続きを読む

数学者はどんなことを考えているのでしょうか。彼らの考える数学とは、私たちが学校で教わる数学とはどのように異なり、どの部分を礎としたものなのでしょうか。このあたりを専門用語を使わずに説明することを試みます。数学についてもっと知りたいけれど難解で…と思っている読者に、数学の本当に大切な部分を説いてくれる格好の入門書です。    A concise explanation ... 続きを読む

動物のモラルと権利はどのように理解されるべきでしょう。動物の精神生活と快適な生活とはどのようなものなのでしょうか。本書はこれらを解き明かしながら、動物たちとどのように接するべきかについて、私たちの食習慣、動物園の在りかた、そして研究活動に結びつけて考えていきます。中立的な立場で道徳心に語りかける一冊です。(cf. Animal Rights: What Everyone Needs to Know ... 続きを読む

英語圏で主流となった哲学を分析哲学と呼ぶのに対し、ヨーロッパ大陸の哲学は大陸哲学と呼ばれます。本書はその特徴的な思想と、カント、へーゲル、ニーチェ、フッサール、ハイデッガー、サルトル、ハーバーマス、フーコー、デリダといった哲学史に大きな足跡を残した巨人たちのアプローチを探っていきます。大陸哲学の伝統における実存主義、ニヒリズム、現象学などの位置づけや、カギとなるコンセプトが理解できる、格好の入門書 ... 続きを読む